- 理学療法士がオワコンって本当?
- 理学療法士に将来性があるのか気になる
- 理学療法士でもお金を稼ぐ方法はあるの?
診療報酬や介護報酬の減少、理学療法士の供給過多により「理学療法士はオワコン」という話をよく耳にします。「このまま定年まで働けるのだろうか…」ど誰もが不安に感じていますよね。
この記事では、理学療法士がオワコンと言われる理由や今日から実践できる解決策を解説します。
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理学療法士が「オワコン」と言われる理由
理学療法士がオワコンと言われる理由はさまざまですが、給料が安い・ライバルの増加・PTの質が低下したからという3つのポイントが大きいです。
理学療法士がオワコンと言われる理由を詳しく解説します。
給料が安い・昇給がない
私が理学療法士の養成校に入学したのは2008年頃でした。まだPT・OTの数が少なく、理学療法士の年収も初任給で400万円以上は当たり前でした。
しかし、最近は初任給が350万円以下の募集が多く、手取りが20万円に満たない求人ばかりです。
理学療法士は「昇給しにくい職業」と言われています。新人PTでも10年目のPTでも、20分当たりの報酬単価が同じなのが原因です。ベテランのPTだからといって稼げる利益が増えないため、理学療法士は昇給が少ないのです。
整骨院やマッサージ店の増加
理学療法士のライバル(同様の職種)といえば、整骨院や鍼灸院でした。しかし、数年前から60分3,000円のマッサージ店が町のいたるところに出店しています。
物理療法ばかりの外来のリハビリよりも、人の手でもみほぐしてくれるマッサージ店を選ぶ患者さんが増え、病院やデイサービスでの理学療法時の需要が低くなっています。
理学療法士の増加による「質の低下」
理学療法士の養成校が増加したことにより、市場の理学療法士数が劇的に増えていることは以前から問題視されていました。
理学療法士の数が増える→給料が下がる→まじめに働く気になれないという負のスパイラルにより、質の低い理学療法士が増えているのが現実です。
挨拶もできないPT、マッサージばかりするPT、仕事中にスマホをいじるPTなど、専門職とは思えない人材が増えています。
生活できない?理学療法士の年収現実
厚生労働省が発表している「賃金構造基本統計調査」によれば、理学療法士の平均年収は33.5歳で約427.9万円と発表されています。
しかし、この年収は新卒でずっと働き続けたPTの数も含まれるので、一度離職してしまうと年収350万円程度の収入しかないのが現実です。
資格のいらない介護士でも、年収の高い求人だと400万円の募集もあるため、理学療法士の給与水準は、今や介護士と同じといえます。
理学療法士のオワコン化を解決する方法
年収が低い・将来性がないと言われる理学療法士ですが、オワコン化を回避して豊かな生活を送る方法もあります。
- 今の職場で役職を目指す
- 転職して給料の良い職場に転職する
- ゆるふわ職場+副業で収入をアップする
- すべてを諦めてなにも考えない
転職を考えていないなら、今の職場で役職を目指す方が良いでしょう。しかし、現在の役職者や同僚の実力をみて、自分が役職に就けるのか冷静に考える必要があります。
「定年まで今の職場になんているわけない!」と思うなら、転職するか副業で収入を増やすしかありません。
理学療法士が今すぐできるお金を稼ぐ方法
理学療法士が今すぐお金を稼ぐなら、今の職場よりも給料が高い求人に応募する方法が手っ取り早いです。
また、給料が変わらなくても今の職場より公休が多い・勤務時間が短いの職場へ転職する方法も有効です。
いくら給料が高くても、勤務時間が長いということは時給換算で損をしています。まずは自宅から通える地域でどんな求人案件がでているのか調査することから始めてみましょう。