病院や介護施設に勤めている作業療法士は夏季と冬季にボーナスがありますよね。
毎月の給料は生活費にまわして、ボーナスを大きな買い物や貯金に充てている方も多いでしょう。
作業療法士は年間で基本給の3.5~4倍がボーナス平均になっています。
しかし、最初からボーナスがない職場だったり経営不振でボーナスがカットされる職場もあり、ボーナスを貰えるだけでもありがたいという実情があるようです。

【作業療法士】年代別の年間ボーナス
下記の表は作業療法士の年代別の年間ボーナスの平均額です。夏季と冬季のボーナスを足した金額になります。
平均年収.JPのデータをもとに平均年収ー(平均月収×12ヵ月)という計算で割り出しました。
年齢層 | 平均年収 | 平均年間ボーナス |
20~24歳 | 337.0万円 | 73万円 |
25~29歳 | 406.8万円 | 82.8万円 |
30~34歳 | 435.1万円 | 71.5万円 |
35~39歳 | 491.3万円 | 83.3万円 |
40~44歳 | 521.5万円 | 84,7万円 |
45~49歳 | 530.9万円 | 86.9万円 |
50~54歳 | 546万円 | 94.8万円 |
55~60歳 | 522.5万円 | 88.8万円 |
60~65歳 | 435.1万円 | 139.9万円 |
ボーナスは基本給をもとに金額が決まります。だいたい基本給の3.5~4ヶ月分が年間ボーナスになってます。
私の感覚では「実際はこんな高額なボーナスは貰えないでしょ」と思ってしまいますが、一部の基本給が高い病院が平均を引き上げているのだと思われます。
給料が高い求人は知り合いや養成校だけに出されており、ハローワーク等には出ないクローズ案件になっているようです。
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ボーナスは気にしない。年収で計算しよう
養成校を卒業して久々に同期に会うと「冬のボーナスいくらもらった?」といった話題で盛り上がったりします。
ボーナスがいくら貰えるのかも大切ですが、給料の良し悪しは年収で判断しましょう。
ボーナスが高くても、月給が安ければ年収は低くなりますよね。逆にボーナスが0円でも月給が高ければ何の問題はありません。
月給やボーナスは把握しているけど、自分の年収は知らないという人はけっこういます。
年収は年末にもらえる源泉徴収票に記載されているので、必ず保管して年収の推移などを把握しておくようにしましょう。
【まとめ】将来はボーナスが下がる可能性あり
会社の経営状況が悪く、ボーナスがカットされたという話はよく聞きます。
労働基準法第91条では、給料の減額について次のように定められています。
就業規則に労働者の給料を制裁により減額する旨を定める場合は、減額は1回の額が平均賃金の1日の半分を超え、総額が1賃金支払い期における賃金の1/10を超えてはならない。
つまり、会社の都合で勝手に大幅な減給はできないということになります。
ただし、ボーナスになると話は変わります。ボーナスは定期または臨時に勤務成績に応じて支給されているため、会社の規則によっては突然ボーナスをカットすることもできます。
リハビリに関する診療報酬や介護報酬が下がれば作業療法士が稼ぐ利益が少なくなるため、ボーナスが下がる可能性は高いです。
今の年収に満足しているとしても、突然ボーナスがカットされるかもしれません。
もしボーナスがカットされても収入を安定させる手段は常に考えておきましょう。
