作業療法士の専門学校は高校までとは違ってとても専門的な授業内容になります。
医学やリハビリに興味が持てないと「自分は作業療法士に向いていないのでは…」と思ってしまいますよね。
私が通っていた専門学校も入学時は80人の学生がいましたが、卒業したのは半分の40人。
残りの40人は中退か留年を選択されました。
作業療法士の専門学校を中退しても人生終わりではありません。学生の時点で作業療法士に興味が湧かないなら、やり直しができる歳で新しい道を探しましょう。
専門学校は中退する学生が多い
作業療法士を養成する専門学校は中退する学生が多い学校です。
- 入学金と学費さえ払えば誰でも入学できる
- 入学前と実際のイメージが違う
- 医学やリハビリ技術に興味が湧かない
作業療法士の専門学校は全国に乱立したことから入学試験はあってないようなもの。
入学金と学費さえ支払えば誰でも入学できてしまうため、入学してから周りについていけなくなってしまう学生が続出します。
学校側も入学希望者がいないと運営をしていくことができません。そのため、作業療法士のやりがいだけをアピールして必要な学力や苦労を隠していることは問題だと思います。
興味がないなら作業療法士として働いても地獄
病院や施設へ臨床実習に行くと「作業療法士の仕事ってきついな」と感じることは多々あります。
作業療法士の資格を取得して就職した後は自分がこの仕事をやらなければなりません。定年までの30~40年間、ずっと作業療法士として働くつもりなのか自問自答してみてください。
実習指導者から知識や技術を教えてもらっても興味が湧かないなら、就職した後は本当に地獄。興味がないことを学び続けないといけないといけないのでつまらない日常が続くことになります。
中退後も覚悟さえあれば活躍できる
仕事を退職することとは違い、学校を中退しても失業保険はでません。すぐに就職をしてお金を稼いでいかなければなりません。
親からお金を援助してもらうのではなく、自己責任で生きていく覚悟は絶対にもちましょう。しかし、作業療法士になれなくても別の業界や職種に就職して活躍している人材は多くいます。
作業療法士よりも安定!公務員に就職
公務員といえば安定した仕事の代名詞ですよね。確実に昇給があるので頑張って働けば作業療法士の給料を超えることは簡単です。
実は専門学校や大学を中退しても「高校卒業程度」「大学卒業程度」という区分で採用試験を受けることができます。
公務員の採用試験は独学でも勉強できるので専門学校の中退を考えているなら公務員試験の対策を調べてみましょう。
あこがれの職業・美容師に転職
本当は美容やアパレル業界で働いてみたかったという学生は女性に多い中退の理由です。
高校生のときに親から「資格があれば安心だから作業療法士になりなさい」という理由で入学したけど、中退してからは美容やアパレル業界で活躍するという選択肢もあります。
美容師は将来自分の店をもつことも可能。上司から指導されたくないと思うなら起業ができる職業を選びましょう。
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【まとめ】幅広い業種の情報を探してみよう
作業療法士を中退した場合、介護士として働く人がとても多いです。たしかに介護士は資格不要でどの地域も求人があるので就職はしやすい職業です。
しかし作業療法士がムリと感じるなら、仕事内容があまり変わらない介護士はおすすめしません。
中退するなら医療・介護・福祉以外の業種から自分になれそうな仕事を探してみましょう。